TOEIC、TOEFLやIELTS、英検などの資格・検定試験や大学入試で大切なのは、「制限時間内」で目標点をとることです。
そのため長文問題では、一言一句誤りなく読み込んで、すべてを漏らさず理解する必要はありません。
受ける試験の問題傾向をあらかじめ研究し、読解の練習を積んだうえで、どのような時間配分で解きどのように目標点を達成するのかという戦略を立てるのが有効です。
TOEICのリーディング(全100問/75分)を例にして考えてみましょう。全問を解ききるには、一般的に下記の時間配分が望ましいとされています。
- Part 5(短文穴埋め問題:30問) 10分以内
- Part 6(長文穴埋め問題:16問) 10分以内
- Part 7(長文読解問題:54問) 55分以内
ただし、目標点や自分の得意不得意によって配分は異なるため、一般的な時間配分に必ずしも従う必要はありません。難しい問題や苦手な問題、時間のかかる問題などは場合によっては捨て、解きやすい問題を確実に正解して目標点を確保する、といった自分の実力に合わせた戦略も重要です。模擬練習する際は、こうした戦略に則った読み方&解き方を意識することが不可欠です。
読解問題の目標は、設問に対する正解を見つけることです。以下のような3ステップで効率よく読み、限られた時間内に素早く正解を導き出すコツをつかみましょう。